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"路地裏の恋"

人気の消えた路地裏できつく抱き合ったね
あの頃の僕たちは恋の終わりなど無いと思っていたから
大人たちの嘘を優しさだと気づかなかった

出会ってはいけなかった恋だと知る前に
もう僕たちの時間は動き始めていた
刻まれてゆく恋の疵を
大切な思い出だと思い込んでいた

二人の恋はmidnight
路地裏から始まったshort story


二人の夢はmidnight
ネオンの消えた路地裏で明日を語り合ったね
あの夜の僕たちは恋に過ちは無いと信じていたから
大人たちの過去を何一つも見たくはなかった

見つけてはいけなかった夢だと
もう僕たちの心は気づき始めていた
失ってゆく時間(とき)の数を
美しい代償だと信じ込んでいた

二人の時間(とき)はmidnight
路地裏まで引きずったlast story



気づいてはいけなかった事実に
もう僕たちの想いは薄れ始めていた
色褪せてゆく夢の日々が
この夜に紛れ込もうと立ち尽くしていた

二人の日々はmidnight
路地裏さえ失ったsad story






"霧雨の story"

雨の街から始まった恋ね
霧雨に煙るネオンの灯りと
見上げれば白銀の雨・・・

髪も肩も重く濡れて
理由(わけ)もなく涙を流せるような雨の夜

女一人の強がりさえも意味を失くして
この雨の中でわたしは無力なのね


雨に降られて終わった恋ね
霧雨に滲む水銀灯と
見上げれば薄絹の雨・・・

頬も指も冷たく濡れて
行き場無い心を震わせるような雨の夜

女ゆえの強がりさえも夜に紛れて
降る雨の中でわたしは一人なのね


雨がいつでも絡んだ恋ね
霧雨に濡れたプラチナリング
想い出がここで終るわ・・・

女ゆえの強がりさえも夜に紛れて
この雨の中でわたしは一人なのね






"堕天使たちのHeven"

ここはHeven
堕天使たちの集うところ・・・

愛も夢も真実も
そのすべてにすれ違ってたどり着く
失望の楽園

鳥は鳴くことを忘れ
花は光に背を向けて項垂れるばかり

背負いし翼は罪の雨にうたれ
開く事すら叶わない


ここはHeven
堕天使たちの憩うところ・・・

人と心と約束と
そのすべてに裏切られてたどり着く
絶望の楽園

陽は昇る事を忘れ
時は蹲ったままで笑う術も無い

背負いし翼は業の深さに煤け
その存在も見失う


ここはHeven
堕天使たちのHeven

天界の光を忘れ
心の闇を垣間見るところ

ここはHeven
堕天使たちのHeven

仰ぎ見る天空にはもう戻れない






"砂の華"

有情の華も 無情の華も
この広き空の下に咲く華
とりどりの色を持って 咲くべきところに咲く華
通りすがりに一輪摘んで帰りましょうか
この心のざわめきを静めるために

有情の華も 無情の華も
この高き空の下に散る華
それぞれの刻(とき)を生きて かくも見事に散る華
振り返りざまに一輪愛でて帰りましょうか
この思いを偲ばせた涙のために

わたしの愛した一輪の華は
有情も無情も失った華
無彩色の刻(とき)の流れに
砂のごとく咲く華






"蒼い雨に"

ブルーレイン
街のネオンを映して夜に滲む
ブルーレイン
君の涙を隠して頬を濡らす

肩を震わせた君は
夜の雨が寒いからって・・・ウソ

ブルーレイン
傘もさせない二人に愛を落とす
ブルーレイン
哀しいウソは互いの愛で消して

肩を抱き寄せたボクは
夜の雨を隠すように・・・愛

ブルーレイン
ブルーレイン
哀しい過去は捨てるよもう放さない


ブルーレイン
ブルーレイン
二人の愛は再び生まれ変わる

きっと巡り会うさだめ
ずぶ濡れの愛暖める・・・キス

ブルーレイン・・・
ブルーレイン・・・






"one night love"

踊りましょうか今は
愛し合った記憶なんて忘れて

心のままに感じるままに

あなたが誰だったかなんてどうでもいいの
週末のクラブは恋人たちの時間

一人でいたくないだけ
愛が欲しいわけじゃないわ

だから本気にならないで



踊りましょうかもっと
隠し続けた心なんて忘れて

流れのままに行き着くままに

わたしが誰だったかなんてどうでもいいの
週末のクラブはメイクラブの時間

隙間を埋めたいだけ
夢が欲しいわけじゃないわ

だから明日を聞かないで



二人が誰だったかなんてどうでもいいの
週末のクラブは寂しがり屋の居場所

昨日を忘れたいだけ
今が楽しいわけじゃないわ

だから心は見せないで